常にお客様に最高の満足をお届けできるよう、最高の技術を追求し続ける谷口工業。
その中の製缶・板金製品製造部門の特徴をまとめました。
薄板・中板を中心とした製缶・板金加工
主要製品:容器関係、工作機械・産業機械装置カバー関係、各種支持柱、架台等
◆材料及び板厚
SS材 1.0t~25t
*SPHC、SPHC-P、SPCC、SECC、高張力鋼板他
SUS304 1.0t~20t
SUS316 1.0t~20t
SUS309 1.0t~20t
アルミ A5052他 1.0t~6.0t
最新設備による、高いレベルで安定した品質
製缶・板金製品製造部門では、近年、加工精度の向上と安定化を目指し、最新設備を導入しています。
三菱 ファイバ二次元レーザ加工機ML3015GX-F 2022年12月導入
AIアシスト搭載の三菱製ファイバレーザ
ファイバ二次元レーザー加工機[ML3015GX-F]は、ファイバレーザ発振器と、AIで加工条件を自動で調整する「AIアシスト」を搭載しており、止まらない加工機を実現しています。
加工状態の監視が容易な大型窓によって、安全性と作業性を両立した機械です。
KEYENCE/ワイドエリア三次元測定機 WM-3000 2022年3月導入
測れるサイズは未知の領域
製品不具合の防止、ならびに品質向上の観点からワイドエリア三次元測定機を1機導入いたしました。
使用開始から半年。操作性・チェック精度など従来品より優れた検査制度を誇り、当社社員からも「見落としの心配が減った」「操作が簡単で扱いやすい」と評価されております。
優れた検査精度と便利さで、他社様から測定依頼が来るほど現場で重宝されており、性能を発揮しております。
Mazak/3D FABRI GEAR 400III 4K 2021年11月導入
3Dレーザヘッドを採用した長尺パイプ・形鋼専用レーザ加工機です。
3Dレーザヘッドにより、穴明け加工はもちろん、複雑な形状も従来より高品質かつ、素早く製作することが可能です。
磨き続ける溶接技術
創業以来、特に溶接技術の向上に努めてきました。
アンダーカット、オーバーラップ、ブローホール等の欠陥のない製品をお届けすることは勿論のこと、溶接による母材の歪や縮への対処法についても試行錯誤を繰り返し、その経験を蓄積した結果、谷口工業の特筆する技術力のひとつになっています。
被膜アーク溶接から半自動溶接、そしてTIG溶接、材料についてもSSからSUS、そしてアルミと幅を広げることに努力してきました。
今後はレーザ溶接の導入、溶接管理技術者の資格取得を目指しています。
◆資格取得状況 2022年7月末日現在
普通ボイラー溶接士:1名
JIS Z 3841-2018(アーク溶接):3名
JIS Z 3821-2018 (ステンレス鋼溶接):3名
JIS Z 3841-2018(半自動溶接):4名
情報共有とチームワークで行う品質・納期管理
毎朝の全体ミーティングにて、工程・作業方法を確認し、情報共有する事で漏れをなくし、高品質な製品を決められた納期で製作しております。
又、品質や不具合に対して毎月1回の会議を行い、社内で情報の共有が出来る様、取り組んでいます。
万が一、不具合が発生した場合、何があったのか、問題が人、材料、設備、方法、計測のどの部分で起こったのか、原因を追求し対策をどのようにすべきかを検討し全体に展開しております。
材料調達から製作、表面処理、組付け工程まで行う一貫生産
当社では材料の調達、製作だけでなく、塗装やメッキ等の表面処理業者、その他外注先との連携を常に大切にし、材料調達から組付け工程まで一貫して品質・納期管理を行い、高品質で低コストな製品を提供できる体制を整えております。
SS製 STKφ76.3 STKφ165.2
製缶後 溶融亜鉛メッキ、無電解ニッケルメッキ
SUS製 キュービクル 板厚3t
製缶後、酸洗い及び組付け
SS製 ホッパー 本体板厚 3.2t
製缶後、塗装及びスクリュー組付け
SS製 供給パイプ φ216.3
製缶後、塗装及びスクリュー組付け
SS製 供給パイプ φ76.3
SUS製 タンク板厚 2t
製缶後、酸洗い、塗装及びスクリュー組付け、配管組付け